1分でわかる!gooddo編集部まとめ

  • セブン&アイ・フードシステムズが参加する「mottECO普及コンソーシアム」の取り組みが環境省のモデル事業に採択。
  • 「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」を普及し、食品ロス削減を目指す。
  • 2025年7月には普及イベント「mottECO FESTA 2025」を開催予定。
  • 自己責任で食べ残しを持ち帰る文化を広げることで、環境負荷を軽減。

食品ロス削減の新たな一歩、「mottECO」モデル事業とは?

食品ロスは、世界的な課題として注目されています。日本では年間約522万トンもの食品が廃棄されており、そのうち約半分が家庭から発生しています(環境省データ)。この問題に対し、セブン&アイ・フードシステムズが参加する「mottECO普及コンソーシアム」の活動が、環境省の「mottECO導入モデル事業」に採択されました。

「mottECO」とは、食べ残しを持ち帰る文化を広めることで食品ロスを削減する取り組みです。お客様が食べきれなかった料理を安全に持ち帰るための容器や注意喚起チラシを提供し、「自己責任で持ち帰る」という新しい習慣を提案しています。この活動は、食品ロス削減だけでなく、消費者の意識改革にもつながるものです。

産官学民連携の力—「mottECO普及コンソーシアム」の挑戦と、「mottECO」が生む変化

「mottECO普及コンソーシアム」は、外食、ホテル、自治体、大学など30団体が参加するアライアンスです。セブン&アイ・フードシステムズは、2021年度からこの取り組みに参加し、運営する「デニーズ」や「ロイヤルホスト」とともに普及促進を進めてきました。その成果として、2023年度には「食品ロス削減推進表彰 環境大臣賞」を受賞しています。

「mottECO」の取り組みは、単なる食品ロス削減にとどまりません。食べ残しを自己責任で持ち帰る文化を広げることで、消費者の意識を変え、環境への配慮を促します。

また、今回のモデル事業では、国が発信する「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」を消費者と事業者に広めることを目指しています。これにより、持ち帰り文化の普及だけでなく、事業者が抱えるリスクを軽減し、より安全で持続可能な取り組みを実現します。

「mottECO FESTA 2025」で広がる食品ロス削減の輪

2025年7月1日には、食品ロス削減をテーマにしたイベント「mottECO FESTA 2025」が開催されます。関係省庁や有識者による講演、事業者の事例発表、環境施策紹介のブース出展など、多彩な内容が予定されています。さらに、「もったいないメニュー」の試食コーナーも設置され、参加者が食品ロス削減の具体的な取り組みを体感できる場となります。

食品ロス削減は私たちにもできること

食品ロス削減は、企業や団体だけでなく、私たち一人ひとりが取り組むべき課題です。例えば、外食時に食べきれない料理を持ち帰ることや、家庭での食材管理を徹底することが挙げられます。「mottECO」の取り組みは、こうした個人の行動を後押しするものです。

食品ロス削減は、環境負荷を軽減するだけでなく、資源の有効活用にもつながります。ぜひ「mottECO FESTA 2025」に参加して、食品ロス削減の取り組みを学んでみませんか?

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【解説】食品ロス削減ってどうして必要なの?

食品ロスってよく聞くけど、どうして減らさないといけないんですか?

gooddo編集長

食品ロスは、食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことです。日本では年間約522万トンもの食品が廃棄されています。これだけの量が無駄になると、資源やエネルギーが浪費されるだけでなく、環境にも悪影響を与えます。たとえば、廃棄された食品が焼却されると、二酸化炭素(CO2)が発生し、地球温暖化の原因になります。

「mottECO」ってどんな取り組みなんですか?

gooddo編集長

「mottECO」は、食べ残しを持ち帰る文化を広めることで食品ロスを減らす取り組みです。たとえば、レストランで食べきれなかった料理を専用の容器に入れて持ち帰ることで、捨てる量を減らします。これにより、環境への負担を軽減し、「もったいない」を意識するきっかけになります。

食べ残しを持ち帰ることにリスクはないんですか?

gooddo編集長

食べ残しを持ち帰る際には、衛生面での注意が必要です。たとえば、持ち帰った料理をすぐに冷蔵庫に入れることや、翌日までに食べきることが推奨されています。「mottECO」では、注意喚起チラシを配布し、安全に持ち帰る方法を伝えています。

私たちが日常でできることはありますか?

gooddo編集長

もちろんあります!たとえば、食べきれる量だけ注文することや、家庭で余った食材を工夫して使い切ることが食品ロス削減につながります。また、「mottECO」のような取り組みに参加することで、社会全体の意識を変える力になります。

「mottECO FESTA 2025」ってどんなイベントですか?

gooddo編集長

「mottECO FESTA 2025」は、食品ロス削減をテーマにしたイベントです。関係省庁や有識者による講演、食品ロス削減の事例発表、試食コーナーなどが予定されています。参加者は無料で、食品ロス削減について学びながら楽しめる内容になっています。

食品ロス削減は、私たちの未来を守るために欠かせない取り組みです。まずは、日常生活でできることから始めてみましょう!