1分でわかる!gooddo編集部まとめ

  • 日産自動車と日本旅行が発起人となったグリーンジャーニー推進委員会が、「GREEN JOURNEY for SCHOOL」を2025年4月28日(月)より提供開始。
  • 「GREEN JOURNEY for SCHOOL」は、サステナビリティを学ぶ教育旅行を中高生向けに提供する新事業で、探究学習によって生徒が課題解決のプロセスを体験的に学べる内容。
  • 第1弾は新潟県新発田市で、稲作や温室効果ガス削減を学ぶ体験型プログラムを実施。
  • 賛同企業の取り組みや地域資源の活用を通じて、環境配慮型の旅を実現。
  • 2025年度中に私立校5校で実施予定、今後は大学生や企業向けにも展開。

サステナブルな旅が教育旅行に進化!「GREEN JOURNEY for SCHOOL」の挑戦

旅行が環境に与える影響を考えたことはありますか?実は、観光産業は世界のCO2排出量の約1割を占めており、その多くが移動手段から発生しています。そんな中、日産自動車と日本旅行が発起人となり設立した「GREEN JOURNEY推進委員会」は、環境に配慮した新しい旅のスタイルを提案しています。

2025年4月からスタートする「GREEN JOURNEY for SCHOOL」は、サステナビリティを学びながら体験する教育旅行を中学校・高校向けに提供する新事業です。従来の教育旅行が社会課題の「理解」にとどまることが多かったのに対し、このプログラムでは、現地での体験や関係者との対話を通じて、課題解決の「プロセス」まで学べる点が特徴です。

委員会は2025年度中に私立校5校での実施を予定しており、2026年度には対象校をさらに拡大する計画です。高校生だけでなく、大学生や企業向けの団体研修旅行としての展開も視野に入れています。

第1弾は新潟県新発田市で実施!社会課題解決のプロセスを体験する意義

「GREEN JOURNEY for SCHOOL」の初回プログラムは、東京都足立区の足立学園高校1年生を対象に、新潟県新発田市で実施されます。

本プログラムの最大の特徴は、社会課題解決のプロセスを体験的に学べる点です。例えば、生徒たちは、田植え体験や温室効果ガス削減につながる「水稲栽培における中干し期間の延長」を学びながら、農業におけるサステナビリティを体験的に学びます。これは、農業が環境に与える影響を減らすための具体的な取り組みです。

さらに、クボタによる「農業のカーボンニュートラル」講座や、日産の「電気自動車を活用した地域課題解決」講座を通じて、持続可能な社会の実現に向けた具体的な取り組みを学びます。廃校を活用したシェアオフィス「キネス天王」を訪れることで、地域資源の再活用についても理解を深めます

移動手段には環境負荷の少ない新幹線を利用し、移動で排出されたCO2は新発田市内の農業生産者が創出したJ-クレジットを活用してオフセットするなど、環境への配慮も徹底されています。こうした体験を通じて、生徒たちは「課題解決とは何か」を実感し、未来の社会を担う力を養います

サステナブルな旅が描く未来の教育旅行

世界のCO2排出量の約1割を占める旅行・観光産業。「GREEN JOURNEY」は、環境負荷を減らしながら地域課題を解決する新しい旅のスタイルを提案しています。教育旅行としての展開は、次世代のリーダーを育てる重要な一歩です。

私たちも、こうした取り組みに注目し、日常生活でできることを考えてみませんか?未来の社会をより良くするために、まずは「知る」ことから始めましょう

関連画像・資料

問い合わせ先情報

GREEN JOURNEY推進委員会

【解説】サステナブルな旅って何?高校生が学ぶ新しい教育旅行

「GREEN JOURNEY for SCHOOL」ってどんな旅行なんですか?

gooddo編集長

「GREEN JOURNEY for SCHOOL」は、サステナビリティをテーマにした教育旅行です。旅行を通じて社会課題を学び、解決のプロセスを体験することで、深い学びを得られるのが特徴です。例えば、田植え体験を通じて農業の環境負荷を減らす方法を学んだり、廃校を活用した施設で地域資源の再利用について考えたりします

サステナブルな旅行って、普通の旅行とどう違うんですか?

gooddo編集長

サステナブルな旅行は、環境や地域に配慮した旅のことです。例えば、移動手段に環境負荷の少ない新幹線を使ったり、旅行中に排出したCO2をオフセット(埋め合わせ)する仕組みを取り入れたりします。普通の旅行が「楽しむ」ことを目的にしているのに対し、サステナブルな旅行は「楽しみながら環境や地域に貢献する」ことを目指しています

高校生がこういう旅行に参加する意味って何ですか?

gooddo編集長

高校生が参加することで、社会課題を自分ごととして考えるきっかけになります。たとえば、農業の環境負荷を減らす技術を学ぶことで、「自分たちが食べるものがどんな影響を与えているのか」を知ることができます。また、地域の人々と交流することで、社会の多様性や課題解決の重要性を実感できます。

私たちが日常でできることはありますか?

gooddo編集長

もちろんあります!まずは、サステナビリティについて知ることが第一歩です。たとえば、食べ物を無駄にしないことや、移動手段を環境に配慮したものに変えることも、サステナブルな行動の一つです。旅行だけでなく、日常生活でも環境や地域に優しい選択をしてみましょう

この旅行に参加するにはどうすればいいですか?

gooddo編集長

「GREEN JOURNEY for SCHOOL」は、学校単位での参加が基本です。興味がある場合は、学校の先生や教育機関に相談してみてください。また、公式サイトで詳細を確認することもできますよ