1分でわかる!gooddo編集部まとめ

  • カインズが「水田メタン削減プロジェクト」に参画し、温室効果ガス削減に貢献する「中干延長米」の販売を開始。
  • 実証実験は福島県会津若松店で2025年1月24日から9月30日まで実施。
  • 地域産業振興を目指す「くみまち構想」の一環として、地産地消を促進し、持続可能な農業を支援。
  • 「まちごとカーボンゼロ」を目指し、地域と共に脱炭素社会の実現を推進。

温室効果ガス削減に挑む「中干延長米」とは?

「お米を食べることで地球環境に貢献できる」と聞いたら、少し驚くかもしれません。しかし、カインズが福島県会津若松店で始めた「中干延長米」の販売実験は、まさにその一歩を実現する取り組みです。

この「中干延長米」は、クレアトゥラ株式会社が運営する「水田メタン削減プロジェクト」に基づいて生産されています。水田から発生するメタンガスは、温室効果ガスの一種であり、地球温暖化の原因の一つとされています。このプロジェクトでは、水稲栽培の中干し期間を7日以上延長することで、メタンの発生を抑制し、温室効果ガスの排出量を削減することを目指しています。

カインズは、このプロジェクトに参画する生産者と連携し、環境に優しいお米を「くみまちマルシェ」の一環として販売。地域の農産物を消費者に届けるだけでなく、地球環境にも配慮した新しい価値を提供しています。

地域と共に進める「くみまち構想」とは?

カインズが掲げる「くみまち構想」は、地域の課題解決と持続可能な社会の実現を目指す取り組みです。特に「地域産業振興」に力を入れており、地元で収穫された新鮮な農産物を販売する「くみまちマルシェ」を展開しています。

今回の「中干延長米」の販売実験も、この構想の一環です。地域の生産者が育てたお米を直接販売することで、生産者の収益向上を支援し、地産地消を促進。また、消費者にとっても、環境に配慮した商品を選ぶ機会を提供しています。

さらに、カインズは「2050年までのカーボンゼロ実現」を目標に掲げ、地域と共に脱炭素社会の実現を目指しています。「中干延長米」の販売は、その具体的なステップの一つであり、農業分野における温室効果ガス削減の可能性を示しています。

私たちにできることは?

「中干延長米」の取り組みは、企業だけでなく、私たち消費者にも関係があります。環境に優しい商品を選ぶことは、地球温暖化対策に貢献する一つの方法です。また、地域の農産物を購入することで、地元の生産者を支援し、地域経済の活性化にもつながります。

カインズの「くみまち構想」は、地域と共に未来をつくる取り組みです。私たちも、このような活動に注目し、日々の選択を通じて持続可能な社会の実現に貢献していきましょう。

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【解説】「中干延長米」って何?

 「中干延長米」ってどんなお米なんですか?

gooddo編集長

「中干延長米」は、水田から発生するメタンガスを減らすために、中干し(田んぼの水を抜いて乾燥させる期間)を通常より7日以上延長して栽培されたお米です。この方法で、温室効果ガスの排出を抑えることができます。

たとえば、田んぼを「お風呂」に例えると、水を抜いて乾燥させることで、メタンガスの発生を抑える仕組みです。これにより、地球温暖化対策に貢献できるんですよ。

どうしてメタンガスを減らすことが大事なんですか?

gooddo編集長

メタンガスは、二酸化炭素(CO2)よりも温室効果が約25倍強いと言われています。つまり、少量でも地球温暖化に大きな影響を与えるんです。

田んぼから発生するメタンガスを減らすことは、農業分野での温室効果ガス削減にとても効果的な方法の一つです。

この取り組みは、私たちにどんな影響がありますか?

gooddo編集長

環境に優しいお米を選ぶことで、地球温暖化対策に貢献できます。また、地域の農産物を購入することで、生産者を支援し、地元経済の活性化にもつながります。

たとえば、地元の農家さんが作ったお米を買うことで、その地域の農業が元気になり、結果的に私たちの生活も豊かになるんです。

どうすればこのお米を買えますか?

gooddo編集長

現在、福島県会津若松店の「くみまちマルシェ」で販売されています。実証実験は2025年9月30日までなので、ぜひこの機会に試してみてください!

環境に優しい選択をすることで、未来の地球を守る一歩を踏み出しましょう!