1分でわかる!gooddo編集部まとめ

  • 濱友株式会社が“推し活”型の保護犬・保護猫支援Webアプリ「しっぽの輪」を開発、2025年7月にリリースした
  • 投げ銭機能で寄付を集め、全国のシェルターへ再分配する新モデル
  • シェルターは無料参加、2025年6月から募集開始
  • オンライン里親という新しい関わり方で、支援のハードルを下げている

“推し活”が保護犬・保護猫支援を変える?

「犬や猫を助けたい。でも、今は飼えない」――その葛藤を抱える人は少なくありません。そんな思いに応える新たな仕組みが、保護犬・保護猫支援Webアプリ「しっぽの輪」です。

横浜のIT企業・濱友株式会社が開発を進め、2025年7月から全国にリリース。2025年6月より参加シェルターの募集もしています。特徴は、“推し活”と“投げ銭”を活用した持続可能なシェルター支援モデルです。

深刻化する保護犬・保護猫問題とシェルターの現実

環境省の公表データでは、犬猫の殺処分数は長期的に減少傾向にあるものの、年間数万頭規模で引き取りが続いています。その背景には、飼い主の高齢化や経済的困難などがあります。朝日新聞(2025年3月30日)でも、高齢者による飼育継続困難が自治体の課題として報じられました。

多くのシェルターは寄付とボランティアで運営されていますが、医療費やフード代は年々増加。特に高齢犬や持病のある猫のケアには継続的な費用がかかります。「助けたい気持ち」と「資金不足」の間で、現場は常に綱渡り状態です。

推し活×投げ銭が生む“オンライン里親”という新常識

「しっぽの輪」では、ユーザーがお気に入りの犬猫を“推し”として登録し、投げ銭で応援できます。その収益から運営費を除いた余得金が参加シェルターへ再分配される仕組みです。

Webアプリ内では写真や動画で近況を確認でき、オンライン散歩も体験可能。実際に引き取れない人も“オンライン里親”として関われます。これは、距離や住宅事情といった物理的制約を超える、新しい支援の形です。

構想の原点は、代表・和田竜男氏の16歳の愛犬コーギーとの暮らし。「元気なうちに恩返しがしたい」という個人的な思いが、IT技術と結びつきました。国際会計ソフトなどを手がけてきた同社ならではの知見を活かし、透明性の高い再分配モデルを目指します。

“好き”の力を社会課題解決へ

近年、推し活市場は拡大し、応援文化は若年層を中心に広がっています。その熱量を保護犬・保護猫支援へと転換する発想は、寄付のハードルを下げる大きな一歩です。

命を迎えることだけが支援ではありません。知ること、応援すること、広めることも力になります。まずは「しっぽの輪」の取り組みをチェックしてみてください。あなたの“推す気持ち”が、命をつなぐ存在になるかもしれません。

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【解説】なぜ“推し活”が保護犬・保護猫支援につながるの?

推し活アプリで本当にシェルター支援になるのですか?

gooddo編集長

はい。ユーザーが“推し”の犬猫に投げ銭をすると、そのお金が寄付としてシェルターに再分配されます。好きなアイドルを応援するのと同じ感覚で、保護動物を支えられるのです。

なぜシェルターはそんなに資金が必要なのですか?

gooddo編集長

多くの施設は寄付で成り立っています。動物のごはん代やワクチン代、手術費などがかかります。例えるなら、常に入院患者を抱える小さな病院のようなものです。安定した収入がないと運営が難しい状況です。

オンライン里親って無責任になりませんか?

gooddo編集長

そうではありません。物理的に飼えない人でも継続的に応援できる仕組みです。遠くの家族を定期的に気にかけるようなイメージです。関わる人が増えること自体が支えになります。

私たちにできることはありますか?

gooddo編集長

ありますよ!大きな寄付ができなくても、仕組みを知り、SNSで広めるだけでも力になります。社会課題は「関心の総量」が増えるほど解決に近づきます。小さな一歩が、大きな輪につながります。