1分でわかる!gooddo編集部まとめ

  • アサンテが「木の文化継承プロジェクト」を発足し、日本の歴史的木造建築や桜の木をシロアリ被害から守る活動を開始。
  • プロジェクト成功祈念の祈祷を神田明神で実施し、シロアリ探知犬が隨神門を調査。
  • シロアリ被害の啓発を通じて、家屋倒壊抑制や環境保護にも貢献
  • シロアリ探知犬「くんくんズ」が活躍中!SNSで情報発信も。

シロアリ被害から日本の文化財を守る「木の文化継承プロジェクト」始動

春の訪れとともに、シロアリが活発に動き出す季節がやってきます。シロアリは床下や壁の中で活動し、木造建築に甚大な被害を与えることがあります。そんな中、株式会社アサンテが「木の文化継承プロジェクト」を発足し、日本の歴史的木造建築や桜の木をシロアリから守る活動を開始しました。

このプロジェクトは、アサンテが50年以上にわたり培ってきたシロアリ防除技術を活かし、日本の木の文化を未来に継承することを目的としています。さらに、シロアリ被害の啓発を通じて、家屋の長寿命化や環境保護にも貢献する取り組みです。

シロアリ被害の現状とその影響

シロアリは日本の木造家屋や文化財に甚大な被害を与える害虫です。特に春から夏にかけて羽アリとなり飛び立つことで、その存在に気付かされます。しかし、多くの人がシロアリ被害の深刻さを知らず、対策が遅れることが少なくありません

シロアリ被害は、家屋の倒壊リスクを高めるだけでなく、文化財や自然環境にも影響を与えます。例えば、京都の桂離宮や奈良の薬師寺など、歴史的建築物でもシロアリ被害が確認され、修復を余儀なくされたケースがあります。また、桜の名所では特定外来生物による被害が拡大し、桜の木が衰弱する問題も深刻です。

シロアリ探知犬「くんくんズ」の活躍

アサンテが誇るシロアリ探知犬「くんくんズ」は、人間の100万倍の嗅覚を持ち、床下や壁の中に潜むシロアリを正確に探知します。日本ではまだ珍しい職業犬ですが、アメリカでは中古物件の検査などで広く活躍しています。

「木の文化継承プロジェクト」プロジェクトの発足を記念して、1300年以上の歴史を持つ神田明神で祈祷が行われ、シロアリ探知犬チーム「くんくんズ」が隨神門の調査を実施しました。

探知犬の活躍は、日本ではまだ珍しいものですが、アメリカでは中古物件の検査証明に欠かせない存在として数百頭が活躍しています。アサンテの「くんくんズ」は、文化財保護の新たな可能性を示す存在として注目されています

「木の文化継承プロジェクト」は、単なる害虫防除にとどまらず、日本の木造文化を未来へつなぐ重要な取り組みです。私たち一人ひとりがシロアリ被害について知り、対策を考えることで、文化財や自然を守る力になるのではないでしょうか

関連画像・資料

問い合わせ先情報

株式会社アサンテ

【解説】シロアリ被害と文化財保護の関係とは?

シロアリってそんなに危険なんですか?

gooddo編集長

はい、シロアリは木造建築に甚大な被害を与える害虫です。床下や壁の中で木材を食べ続けるため、気付いた時には家屋が倒壊寸前ということもあります。特に歴史的建造物や文化財は、木材が多く使われているため、シロアリ被害のリスクが高いです。

シロアリ探知犬ってどんな役割を果たしているんですか?

gooddo編集長

シロアリ探知犬は、人間の100万倍の嗅覚を活かして、床下や壁の中に潜むシロアリを効率的に探し出します。たとえば、文化財の調査では、人間が入れない狭い場所でも活躍します。探知犬がいることで、早期発見が可能になり、被害を最小限に抑えることができます。

アサンテの「木の文化継承プロジェクト」ってどんな意義があるんですか?

gooddo編集長

このプロジェクトは、シロアリ防除技術を活かして、日本の歴史的木造建築や桜の木を守る活動です。文化財を未来に継承するだけでなく、家屋の長寿命化や環境保護にも貢献しています。私たちが日本の木の文化を守るためにできることを考えるきっかけにもなります。

シロアリ対策って環境保護にもつながるんですか?

gooddo編集長

はい、シロアリ対策をすることで、家屋の寿命が延び、廃棄物の削減や森林資源の保護につながります。さらに、地震などの災害時に家屋倒壊を防ぐ効果も期待できます。シロアリ対策は、環境保護と安全な暮らしの両方に貢献する取り組みです。

私たちにできることはありますか?

gooddo編集長

まずはシロアリ被害について知ることが大切です。そして、羽アリを見かけたら早めに専門家に相談することや、木造建築の保護活動に関心を持つことが、未来の文化財を守る一歩になります。